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licの投資研究日記

読書好きの兼業投資家がセミリタイアを目標に 株式情報や日々の売買、銘柄分析を綴るブログ。

【簡易銘柄分析】イワキポンプ(6237)

銘柄分析 IPO銘柄分析

■イワキポンプの簡易的な銘柄分析を行いました

経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
28年3月期(予) 24,544百万円 7.6% 1,572百万円 58.8% 2,033百万円 34.9% 1,538百万円 49.3%
27年3月期 22,799百万円 - 989百万円 4.3% 1506百万円 6.6% 1,030百万円 4.5%

決算情報はこちら⇒イワキ

  

 ○業績について

安定した業績。配当利回りがなかなか高いため、安いところで買って配当を目的とするのが良さそう。予想業績を見ると、なかなか成長も見込める市場なのかなと思い、調べてみた。

○イワキポンプの強みは何か?

目論見書からイワキの事業について調べてみました⇒イワキの目論見書

 

イワキは化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプおよびポンプ専用コントローラ等の周辺機器開発、製造、仕入れおよび販売が主な事業です。またそれに付帯する、製品の修理およびアフターサービス並びに設置工事も行っています。

主な製品は下図のようなものです。

f:id:lic_invest:20160409163608p:plain

それぞれのポンプに得意な市場がありますがそれらの具体的ものとしては以下があります

f:id:lic_invest:20160409163751p:plain

 このようにケミカルポンプに強みがあり、比較的安定な業績を達成しています。また海外での売り上げが伸びてきており、売上の25%程度が海外になったとのことでした。

 

ちなみにそれぞれのポンプの売上比率は以下のようになっており、現状はマグネットポンプと定量ポンプが大きな割合を占めるようです

f:id:lic_invest:20160409164314p:plain

○将来性はどうか?

安定だとは思うのですが、将来性はどうなのでしょうか?私はどちらかと言えば成長銘柄が好きなため、それぞれの市場について調査してみました。

 

まず上の市場を見たとき、半導体や化学、食品等は市場が比較的成熟していますので、安定した利益は見込めるかもしれませんが今後の成長性という意味では期待しにくいと考えています。

 

そのため

①新エネルギー

②医療機器

③水処理

について少し調べてみました

 

①新エネルギー

新エネルギーの中でも、ケミカルポンプが用いられるのは燃料電池レドックスフロー電池 (および電池の製造設備) のようです。

まずは燃料電池ですが富士経済の記事ですが、市場規模については2014年⇒2030年で約60倍になるという予測です。そう考えるとこの市場は1年当り30%強の伸びということになります。個人的にはこんなに伸びないんじゃないかなと思っていますが、まぁこれぐらい伸びると仮定しましょう。そうすると、まだ回転容積ポンプの割合が小さいのですぐにはこれによる伸びはないでしょうが、まぁまぁの成長製品になります。2030年まで株を持つ気はしないですが、、、決算毎に回転容積ポンプの売り上げ高を追うと良さそうですね。

 

レドックスフロー電池に関しては、今後市場を獲得できればかなりの利益を見込めますが、現状の判断では蓄電池の主力にはならないと思います。プレイヤーも現状住友電工しかいないですしね。そのためあまり売り上げは見込めないでしょう。

 

②医療機器

今世界的な人口増と高齢化が問題になっていますので、個人的にはこの市場に期待して今回の分析を始めました。

 

みずほ情報総研によると、2007年⇒2017年で年率8%くらいで世界の医療機器市場は伸びているようです。そのため、今後もそれぐらいの伸びは期待できると思っています。

個人的には期待外れですね、、、もっと伸びてくれると思っていたのですが、あまり成長は期待できないようです。

 

③水処理

日本総研の資料では年平均4.4%増するそうです。こちらもあまり成長性が大きいとは言えないですね。まぁ途上国の状況等で変わってくるでしょうが、最近の途上国の成長減速および円高の影響で少し厳しくなるかなと思います

 ⇒もう少し調べたらヨーロッパが結構水処理技術を必要としているようですね。まぁ結局は為替や世界経済の影響で減速はするんだろうと思います。

 

以上のことから、燃料電池用途でうまくいけば大きく成長できるかもしれないが(個人的には燃料電池はメインにはならないと思っています)、他の市場では成長性は5%程度だと考えられます。

 

また他に業績に影響を与える要因としては、景気が良くなることによる設備投資の増加と円安である。そのため短期的な業績は若干不安がある

 

 

○分析の所感

現在の株価は配当利回りも考慮して割安ではあるが、成長性は高くない。また短期的には好景気の反動と為替の影響による減益懸念がある。

と判断しました。ただし、次の決算で現在の為替による業績悪化等見られなければ少し判断は変わりそうです。また1年後の1部鞍替えは期待できるため、安いとこで買えばある程度の値上がり益はありそうですね。

 

またケミカルポンプのシェアはわかりませんが、ポンプのシェアは荏原を除けば海外企業ばかりです。そのため、そのシェアをどれだけ奪えるかも今後の成長には重要ですね。 

 

とても簡易的な分析で恐縮ですが、現時点では各ポンプ市場の成長力をある程度把握するだけにとどめます。

 

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※当ブログは、あくまで個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。